前回の特許翻訳検定に引き続き、第2回目の特許に関する資格の紹介です。
今回は『ビジネス著作権検定』です。
資格の名前からして、クリエイターや芸術系などの分野で仕事や勉強されている方にとっては、聞き馴染みのある資格になるのかもしれません。
また、ビジネス著作権検定上級に合格すれば、国家資格でもある知的財産管理技能検定2級の受験資格を得られるということもあり、受験をされる方もいらっしゃいます。
では、早速紹介していきたいと思います。
コンテンツビジネスな現代に合った資格が『ビジネス著作権検定』
ビジネス著作権検定は、2004年より始まった試験です。
この資格では、著作権の理解をし、ビジネス等における著作権の知識を測定する民間の検定試験です。
そして、コンテンツビジネスの定義は何かいいますと、動画、記事、音声、漫画、メルマガ、アプリ、ゲームなどに関わるビジネスのことを指しています。インターネットが主流となった現在では身近なものばかりですね。
インターネットでの情報やデータのやりとりが主流な現代だからこそ、自ら作る作品の著作権を守ること、そして、他人の著作権を侵害しないようにすること、ということへの正しい知識が必要となってくるのです。
著作権検定の要件
HPで紹介していることを箇条書きにしてまとめました。
- 民間資格である
- 級は初級、上級がある
- 受験資格は、学歴、年齢等に制限なし
- 受験はリモートWebテスト(自宅での受験)が可能
- 勉強の目安時間は、初級15時間、上級45時間
▼公式サイトはこちらです。上記の要件もこちらで確認することができます。
サイト中の「受験生の声」では、企業、学生といった様々な立場の受験生のコメントもあり、受験した理由や背景も知ることができます。
この他にも、参考書や動画教材の紹介もあります。
教材の選択肢が多いのは良いですね。
環境を整えればリモートWebテストが可能なビジネス著作権検定
やはり特徴なのが、自宅での受験が可能なリモートWebテストを導入しているところです。
自宅受験なので、受験するための環境を整える必要があります。
ビジネス著作権検定では、デュアルカメラ方式というものを採用し、リモートWebテストを行っています。
目的は、不正行為を予防するためです。
リモートWebテストで必要なものはPC(マイク、カメラ機能つきのデバイスも必須)、スマホ、スマホスタンドです。
受験中に接続が着れてしまう可能性があるので、ポケットwifiやテザリングでの受験を避けるようお願いする記載もあるので、ご注意ください。
公式サイトでも、リモートWebテストをどのように行うかを画像や写真で説明していますので、ご確認ください。
さいごに
いまや、Youtubeで動画配信といった事など、誰でも情報配信ができるような時代です。そんな時代だからこそ、著作権というものを理解しておくことがご自身の活動を守る事にも繋がります。
公式サイトでも、法律系だけでなく、デザイン系の学生さんが受験していたりと、様々な立場の方が受験されていることがよく分かります。
知財の資格の中でみると、難易度はそれほど高くない試験でもありますし、ご興味がある方は一度公式サイトを見に行くのをお勧めします。
ちなみに、ビジネス著作権検定から話が少しずれてしまうのですが、私は、知財検定2級の勉強中なのです。そして、過去門を見ていると特許権に次いで、著作権の出題数が多いなと気がつきました。正直、「なんでこんなに著作権の出題数が多いんだろう?」と疑問に思っていましたが、今回のビジネス著作権検定のことを紹介しながら、「著作権」の重要さが分かったような気がします。
そういう意味では、著作権というのはビジネスにおいて需要は高い知識ということだと分かりますね。
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