
高校で留学を考える人で気になる事と言えば、留学期間と言語(公用語)だと思います。
今回は、言語(公用語)に注目したいと思います。
人によっては「留学は英語圏しか考えられない」という人もいますし、「目的が異文化交流だから言語は特にこだわりがない」という人もいます。
私自身は後者だったので、「スペイン語」を公用語とする国に1年ほど留学しました。
留学する前は、「留学と言ったら英語じゃないの?」「なんでスペイン語なの?」等、周りから聞かれました。
でも、留学して10年以上たった今でも、あの時「スペイン語を選択して良かった」と思っています。
そこで、今回は、英語圏以外の国への留学をしてよかった点を自身の経験を踏まえて紹介したいと思います。
みんな初心者からスタート!高校留学が英語圏以外の国でよかったこと
語学力を比較して悩むことがない
高校生で英語以外の語学が堪能な人って、ものすごく限られていると思います。
なので、英語圏以外を留学するメリットとしては、他人との語学力の差を感じることがない事だと思います。
その後、どれくらいその言語の語学力が上達したかは留学中のあなたの努力次第という訳です。
仮に英語圏だと、英語がある程度できる人も混ざっているので、最初からちょっと出遅れ感を感じてモヤっとしてしまう人もいるかもしれません。
どちらかというと私はこのモヤっとしてしまうタイプだったと思います。
たとえ、留学期間中に英語が上達しても、もともと英語ができた人と比べて「自分はたいしたことないな」と厳しく評価してしまっていたかもしれません。(私の性格だと、多分そう考えてしまうと思います)
帰国するころには、トライリンガル
皆さん、英語圏以外の国にいって帰国したらトライリンガル(トリリンガルとも言う)なんです。
驚きですよね。
私も当時は全く実感できず、そう言われることにすごく抵抗感がありました。
私のケースでいうと、
- 英語は壊滅的なレベル(道を聞かれても単語の羅列と、ジェスチャーで乗り切る)
- スペイン語は日常会話レベル(でも、読み書きはほぼできない)
- 母国語は日本語
でも本人がどう思おうが、周りから見たらトライリンガルなんです。
今となっては、実際の実力はどうあれ「一応、トライリンガルです」と割り切ってます。
割り切れるようになったのも、一つの言語だけでも日常会話レベルまでできるという自信がついたからだと思います。
【経験談】私はスペイン語圏へ留学。留学がきっかけで英語が好きになった
ここからは、私の経験談になります。
「高校留学したことがある」と人に話すと「英語がペラペラなんでしょ?」と聞かれたりしますが、残念ながら私の英語は大したことはありません。(せいぜい「読む」がやっとなくらいです)
なんせ、私は留学以前は「仕方ないから勉強してるけど、英語は嫌い」というタイプでした。
テストの点は平均より若干上をキープするように努力はしていましたが、その程度でした。
(まぁ、このお陰で、留学前の試験も合格ができたともいえるのですが)
そんな私が、英語以外の言語(スペイン語)を学ぶことで、英語が好きになったのですから、人生何が起こるかわかりません。
スペイン語を通じて、「外国語を話す」ということをゼロから学んだ
当時の私は、留学の国を選ぶ時点で「英語圏に行って嫌いな英語を底上げする?」とも考えたことがありましたが、「それで英語が好きになるとは言い切れないし・・・」と悩んでいました。
散々悩んだ結果、「言語を学ぶことってどういうことなのかを学びにいこう」という発想に至りまして、スペイン語を選択しました。
私はこの選択で合っていました。
スペイン語を学びながら「人はどうやって言語を覚えていくのか」ということを体験できたのはとても面白かったです。
「赤ちゃんはこんな風に言葉を覚えていくんだろうな」と思った記憶があります。
そして、伝えたいという気持ちがあれば、多少文法が正しくなくても相手は耳を傾けてくれますし、理解もしてくれます。
私にとって、多少言葉がつたなくても伝わるんだという実感は語学を勉強するうえでとてもプラスに作用しました。
この「言葉がつたなくても、伝わる」ということは下でも紹介する、英語が好きになるきっかけに繋がっていきます。
帰国3日後に期末テスト!英語だけそこそこ点数が良かった
帰国後すぐに学校で期末テストがありドタバタで受けたのですが、なんと英語だけそこそこ点数が良かったのを覚えています。(他の科目は、それはもう悲惨でした。)
その時、私の中で何が起きていたのかといいますと・・・。
例えば、「~を英訳しなさい」という問題があるとします。
留学する前は、頭の中で文法を思い出して、英単語を当てはめながら英作文していました。
でも、帰国後の頭の中では「スペイン語ではこういう言い方をするから、スペイン語をそのまま英語に直せばいいんじゃない?」とそれっぽい文章がさっと書けたんです。(単語のスペルミスは多かったですが・・・)
この時、過去の自分は「いかにスペルミスをしないか」「いかに文法を間違えず、正確に書くか」ということに縛られていたんだな、と気が付きました。
結果として、多少文法やスペルを間違えていても伝える要点は外していなかったので、採点する先生も部分的に点数をくれていました。
正しい文法を正確に使いこなせていなくても自分の意志は伝えられるんだ、と英語でも確信が得られた出来事でした。
これは、私としてはかなり驚いた出来事でした。
スペイン語を身につけたことが、英語にもこんな良い影響が出ていることに。
この出来事が、私の中の英語のハードルを一気に下げたきっかけになりました。
その後も、スペイン語と英語を比較して「どこが似ていて、どこが違うのか」を探している内に英語に対する抵抗感がなくなり、英語を勉強することが楽しいと思う事が増えました。
トライリンガルは、マルチリンガルの可能性も秘めている
例えば、スペイン語を身につけたことでラテン系の言語(イタリア語、フランス語、ポルトガル語など)の言語の勉強のハードルも下がると思います。
同じ系列の言語は、お互い単語などが似ているので勉強が取り組みやすいと聞いたことがあると思います。
実際に参考書を読んでみると、単語や発音を覚えればある程度話せるようになりそうだな、と思いました。
以前は、「何カ国語も使いこなせる人はとてつもない人」「自分には無理な話だ」と思っていたのですが、ちょっと見方が変わりました。
留学のお陰で、「自分にもマルチリンガルの可能性があるんだ」と気がつけました。
もちろん、ハードルが下がったといえ、話せるようになるには相当の努力が必要にはなりますが。
それでも、誰にだってマルチリンガルになる可能性があるんだということに気がつけたのも留学のお陰でした。
さいごに
いかがでしたか?
留学してから10年以上経った今も「あの時、英語圏以外の国に留学して良かったな」と思っています。
また、言語を習得して現地の人と交流を続けていると、改めて「言葉が違うだけで同じ人間なんだな」と気がつき、世界との距離がぐっと近づきました。
英語だけでなく、英語以外にも興味を持ったのなら是非挑戦してみてください。
英語圏以外の国に留学を考えているあなたに、私の経験や思ったことが参考になれば幸いです。


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