引っ越したら転職活動が成功した話。どっちが先かで悩むのをやめた結果

転職活動と引っ越しを同時に考えるタイミングってあると思います。
理由は家族の転勤だったりするかもしれません。
なんとなく転職と引っ越しを同時にしたいなぁ、というケースもあります。

動機や理由は人それぞれです。
ところで、引っ越しと転職って順番に絶対はあるのでしょうか?
インターネットで検索すると、「転職先が決まってから、引っ越し」という意見が多く見かけます。
もちろん、こういう意見は説得力もあります。
私もその通りだな、と思っています。

ですが、この「転職先が決まる⇒引っ越し」という順番は絶対に守らなければならないものではないな、と私は考えています。
人によっては、引っ越したことで転職活動が成功することもあるのではないかと、自身の実体験から思いました。

引っ越しと転職活動を同時に考えている人の参考になればと思い、今回私自身が体験したことを紹介していきたいと思います。




引っ越しか?転職か?順番は自分の状況と希望を見極め、選択すれば良い

なぜ転職先が決まってから引っ越しする方が良いと言われているのか?

世間一般では「転職先が決まってから引っ越し」する方が良いと言われています。

例として、

  • 「転職先の収入と家賃が見合わない」という問題が起こりうる
  • 転職先に社宅や寮がある場合がある(家賃を節約できる可能性がある)

ということが理由としてあります。

他にも、先に引っ越し先を決めてしまうと、勤務地までの移動が大変になる可能性もあります。

「転職先が決まらないと引っ越しはしない方が良い」はケースバイケース

例えば、希望の勤務地があって、そのエリア内で転職先を探しているのであれば、引っ越しを先にしてしまうのは問題がないとも言えます。

希望の勤務エリアがあり、かつ、引っ越しを前提としているのですから、引っ越す方が転職活動をしやすいという可能性もあるのです。
注意しなければならない点として、そのエリアが求人の多いかどうかというところでしょうか。
求人多いところであれば、引っ越した先で転職先が見つかる可能性が高いですよね。

求人が少ないエリア(例えば地方)での場合、本当に引っ越しを先にする必要があるのかをよく考えてみましょう。

引っ越ししたいエリアが決まっているのなら、希望勤務条件を引っ越し先に合わせる

上でも書きましたように、引っ越しをしてからの転職活動は有りなんです。
あとは、引っ越し先の生活レベルと勤務条件とのバランスになります。

勤務地エリアが決まっているのであれば、ある程度の家賃の相場は分かるわけですから、そこから月々の出費の予測は立てられます。
そうなると、どのくらいの収入があれば生活ができるのか、という計算をすることで、金銭面の部分の条件が絞られてきます。

私はこのパターンで行動しました。
私は子供がおり、「将来このエリアで子供を育てていきたい」という希望がありました。
不動産屋からも家賃の相場などの情報収集をして、生活レベルや転職希望条件を見直しました。
同時に、「多少年収が下がったとき、どれくらいなら生活できそうか?」「そのためには、今の生活で見直せるところはないか?」など、年収が下がったときの対策もひたすら考えていました。




【経験談】転職と引っ越しはどちらも必要だったので、出来る方から進めることにした

転職活動の壁にぶち当たり、出来ることから始めた結果先に引っ越しをしていた

私自身、もともとは世間一般での「転職先が決まってからの引っ越しする」という予定を考えていました。
けれど結局、紆余曲折あり、転職活動を一時期自粛して、その間に引っ越しをしました。

紆余曲折の詳細を書くと長くなるので要約しますと、
35才のボーダーを超え、「転職理由を改めて考え直さないといけない」という状況に陥ったからです。
「転職開始時期と同じ転職理由や軸では今後は通用しない」と気がついた瞬間があったのです。
周りも納得するような転職理由等をしっかり立てることができるまでは、転職活動を4ヶ月ほど自粛することにしました。

結局、その時どういう行動を取ったかというと、、、
転職理由を頭の中で考えながら、「いつでも引っ越しできるように家の中を片付ける」という生活を始めました。
もともと急ぎではないものの引っ越しの予定があったので、どんどん片付けをしていきました。
結果として、すぐでも引っ越しできるくらいまで片付いてしまったので、そのままの勢いで引っ越しをしたという流れです。

上でも書きましたが、私は希望する勤務地エリアが決まっていたので、引っ越しをしてから転職活動を再開しようと切り替えたのです。

先に引っ越すことはもちろん不安もあった

勢いにのって引っ越しをしたのですが、もちろん不安だってありました。
でも、引っ越し準備期間中に自分の事を冷静に見つめ直し、「譲れない条件」を明確にしていました。

私が「譲れない条件」としていたのは「時短が取りやすい職場」でした。
年収は引っ越し先の生活が維持できるラインを決めて、そこを年収の最低ラインにしていました。

譲れない条件というのは人それぞれです。
私はシングルマザーなので、「子供の成長によって時短に切り替えられる環境が欲しい」という希望が強かったのです。
多分、これが出来ないのであれば長く勤めるのは難しいかもしれない、と真剣に考えました。
私にとって、年収より大事な事でした。

あとは、自分の「出来ること(出来るようになったこと)」、「出来ないこと」をハッキリさせ、「今は●●のスキルはないが、将来のスキルアップを目指すなら、●●の経験を積める環境を希望」といった具体的なところまで突き詰めていきました。
絞り込みすぎると求人が見つからなくなる危険性もありますが、数多く応募する余裕がなかったので私はこの方法で取り組みました。

なんだかんだ言いながら、自分の棚卸しをして「これが今できる自分の最大限だ」というところまで突き詰めると覚悟が決まりました。
お陰様で、これまでにないくらい面接でも堂々と話せるようになりました。

今、転職活動が終わって振り返ると、「よくあそこまで言い切ってたな・・・」と思う部分もありましたが、私には必要な事だったので必死だったんですよね。
もちろん、「この条件が合わなければ、諦めるしかない」と思うものについては、その理由を合わせて伝えていました。
多分、その必死な思いが伝わったんだと信じています。
ちなみに、引っ越した2ヶ月後に「譲れない条件」が実現できる企業から内定をいただきました。

さいごに

いかがでしたか?

自分自身の経験から、「転職先が決まってからじゃないと引っ越ししちゃダメ」と思い込んでいる人がいたら、「状況によってはそうでもないよ」ということをお伝えできたらな、と思い今回の記事テーマとして取り上げることにしました。

念のため補足いたしますが、転職活動に引っ越しをお勧めする記事ではありません。
「引っ越しが転職活動を成功させる一つのきっかけになったこと」、そして、「引っ越ししてから、転職活動するのは有りだということ」の一例を紹介できたら、という思いでいます。

私は引っ越し準備をする期間があったからこそ、転職活動を冷静に見つめ直すことが出来ました。
逆に、「引っ越すことで、転職先の希望条件が具体的に決まったりするんだな」と私自身が実感しています。

ちょっと極端なケースかもしれない?と我ながら思うところはありましたが、転職活動に行き詰まった時に参考になれば幸いに思います。

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